KYOTO MARATHON 2014

usk

2014年02月17日 20:02




2014 2/16(日)

京都マラソンを走りました。

いきなり話を始めてしまいますが・・・



今大会最大の目標は、なんと言っても"サブ4"(4時間以内)

この日の為に生駒山の山裾で、「登り5km・下り5km」の坂道トレーニングを積んできました。

時には2往復したり、平地5km後に坂道トレーニングなど、寒い坂道をひたすら練習。

大会直前の相変わらずの"調整不足"は否めませんが、自分なりの準備をして大会本番に臨みました。





本番当日。

僕はDブロックから9時に号砲を聞きました。

ぞろぞろっと歩き出し、最初の1kmは6:23 遅い^^;

しかし逸る気持をグッと堪えて、前だけを見て走り出しました。

僕は何でもスロースターターですので、5kmは準備運動のつもりです。

嵐山・渡月橋を横目に6kmからは登り坂が続きます。

坂道トレの成果が出て、10kmまで楽に登れました。

坂道トレやっててホントに良かった。

10kmタイム 0:57:45








仁和寺・金閣寺・大徳寺など名所の横を走りますが、体力温存の為に前しか見てません。

1月頃に車で試走した事がありましたので、先に観光しちゃってました。

兎に角30kmから先が勝負と思ってたので、温存ペース。

なのでめっちゃ沢山のランナーに抜かれまくりです。

とてつもない不安が僕を襲います。

しかし"淡々と黙々と" 呪文の様に心で呟き、ペースを守りました。

20kmタイム 1:53:34 







中間地点は北山通。

家族が応援に来てくれました。

ココで良い走りを見せたいと思いましたが、ググっと堪える。

家族とハイタッチを交わし、貰ったパワーを溜め込んで、激坂の狐坂へと向かいます。


狐坂でもいつもの練習通り、気持ちよく駆け上がる事が出来ました。

復路の下り坂も、練習したハイピッチで力を抜きつつ、坂と垂直を心がける。

この下りが最高に気持ちよかったです。ウップン晴らしのごぼう抜き^^v

下り終えて、また温存ペースに戻し我慢の子。

勝負の30km地点を迎えました。

30kmタイム 2:49:50







残りの距離と時間を頭の中で弾き出す。

残距離12.195km 残時間1:10:10

ココから1km/6:00ペースだと間に合わない。

少し焦ったけど、淡々と走れた事で体力は十分に残ってる。


ふとその時、"水玉のウェア"を着た女性が僕を抜かして行った。


ぼくの目にその水玉模様が"マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ"に見えた。

(自転車ロードレース。ツールド・フランスにおいて「山岳賞」に与えられる

 "白地に赤い水玉模様"のジャージである)


僕の次の目標はヒルクライムレースに出ること。


そしてこの女性を勝手に"マイヨさん"と名付けた。(僕の妄想ですよ)

マイヨさんは僕より少し速いペースを刻んでおられたので、引っ張ってもらう事に。

これで4時間切れたら、ロードバイクに集中できると思うのでありました。




順調に数m後を走ります。

マイヨさんは、華麗にスーっと人波を走り抜けて行く。

その姿が僕にはヒルクライムをスイスイ登っている様に見えたんです。

35kmを迎え、過去の不安でもある痙攣も超えて、へこたれそうになるけど、

封印していたロードバイクへの想いが徐々に増して行く。

20m程前にいるマイヨさんを黙々と追いかけて、得意の下り坂に入った。

残り3km表示で最後の力を注ぎ込み、ペースUP。マイヨさんと並ぶ。


"ありがとうマイヨさん"


貴女のおかげで、サブ4が見えてきたよ。心の中でお礼を言ってラストスパートをかけた。

残り1kmで時計を確認すると、ギリギリだけど達成できると思った。

後は「痙攣だけ勘弁して下さい」って祈るように大事に走った。





ゴール数10m前には家族が待ってる。

やっぱり家族がゴール前で待ってくれるのは、めちゃくちゃ走る力になる。

家族皆に勝利のハイタッチを交わし、息子が沿道で併走してくれた。

少し前を走ってくれる息子が頼もしく写る。

あの角を曲がれば栄光のゴールだ。





ゴール直線で横を見るとマイヨさんが居た。

スルスルっと前にマイヨさんが出て、僕の目の前でゴール。

次の目標が僕の目の前でゴールしてくれて、とても嬉しく思った。

最後の最後にまた感謝した。



そしてぼくもガッツポーズでゴール。

京都マラソンを味わい尽くせて嬉しく思っております。

大会運営・スタッフの皆様 ありがとう。





ゴール後は一気に身体が言う事を聞かなくなった。

満ち足りた気分で、最後まであきらめなかった自分に"ありがとう"を言って




ゴールを後にした。





Finish  3:58:08









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